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小説・ss:ダスト [2021/04/22 00:27] いけだ 作成 |
小説・ss:ダスト [2021/04/22 00:28] いけだ [ダスト] |
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天空に舞い上がる間欠泉。それは地上の星々を舞い上げ、つかの間、空中にとどめる。そして、それらは時を経て、ゆっくりと地面に落ちてくる。流れ星たちの中、店長はじっくりとそれを見上げる。 | 天空に舞い上がる間欠泉。それは地上の星々を舞い上げ、つかの間、空中にとどめる。そして、それらは時を経て、ゆっくりと地面に落ちてくる。流れ星たちの中、店長はじっくりとそれを見上げる。 | ||
星々は瞬き、そして、一瞬の生を謳歌すると、あるものは直前で燃え上がり忽然と消え、あるものはゆっくりと時間をかけて消える。地に落ちるとそれは小さなビー玉となり、再び光を得て、空中に舞い上げられる。 | 星々は瞬き、そして、一瞬の生を謳歌すると、あるものは直前で燃え上がり忽然と消え、あるものはゆっくりと時間をかけて消える。地に落ちるとそれは小さなビー玉となり、再び光を得て、空中に舞い上げられる。 | ||
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「おや、レイくんさん。それは?」 | 「おや、レイくんさん。それは?」 | ||
自分でも気が付かないうちに手の内に入っていたそれに、店長は心の中で、いたずらっ子めと少しだけ悪態をつき、クスリと笑う。 | 自分でも気が付かないうちに手の内に入っていたそれに、店長は心の中で、いたずらっ子めと少しだけ悪態をつき、クスリと笑う。 | ||
- | 「未来だったもの | + | 「未来だったものだよ。」 |