外見上、被災した形跡はなく、エイプリルフール前の日常が流れている。
ライフラインも流通も、経済も破綻した世界ではありえない姿である。
しかし、内部から記録を辿ると何かしらからの供給が行われており、
内部住人は災厄のことを、遠い国の出来事としか思っていない。
被災した人間からすると、不気味である事この上ないため、そこに定住するものは皆無。
現実を見据えられず「過去の平和」という、幻想に縋り付く、亡者たちの国である。
なお、幻想の住人は、魔法を使えない。
また、衰弱死が妙に多く、老衰も通常より早い。