コトナリとは ”事成り・言成り・異なり” の意味を持つ
妖怪や怪異など、すべての幻想の実現を指す言葉である。
発祥はAF以降だが、この世界に起き始めた様々な異変を、各地の人間が、
諸々の言葉で指し示した結果、昔の言葉の伝わり方のように全国をめぐり、定着した。
そのため、同じ音を持ちながら、様々な意味を内包している。
コトナリには大まかに「実体」「現象」の2つに大別され、
そのどちらもが、基本的に人間の願いか、エゴによって発生している。
このため、コトナリの影響でにより陽気・陰気の場所が生じている。
なお願いには、必ずカウンター(対の願い)が発生するため、
少人数では大した願いは叶わない。
«EPISODE»
誰かが「え、お前知らねーの?豆腐の角で人が死ぬんだぜ?」って言って。
相手も「マジで!?」ってなったら、当人たちの間では、豆腐の角で殺せるようになる。
主に、コトナリとして呼ばれる事は、コチラのほうが多い。
妖怪や悪魔、精霊など、かつて幻想上でしか語られなかった存在を指す。
AF以降は実体として存在しており、中心に高エネルギー体の核をもつ事と
多くがヒトに有害であるため、これを狩るハンターが職業として成立している。
コトナリによって、元のセッティングデータが著しく変化し、パワーアップ、
または、「意味の変換」が起きている道具や物質を指す。
瘴気、光気いずれかによって侵された道具であり、すべての物質が侵される。
元の性質が異常に強化される事が多く、一般には扱う事が難しいことが多い。
この影響下で、ほしくず堂のアイテムは「本来の性能を発揮」する。
人の「願い」を叶えるコトナリの力を応用し、局地的な現象を起こすための技術。
AF以降、多くの魔法・ESPと呼ばれる力が開発されているが、
高度な精神制御を必要とするため相応の訓練期間や、補助道具などを必要とする。
それでも、AF前よりも格段に楽になっており、ほぼ全人類が魔法やESPなどの、
かつて超常現象と呼ばれた能力を、技術として扱う素養を保つ。
あとは、単純に「運動能力や絵心」があるかないか、くらいの差である。
なお、AF以前から行使していた人間は、もれなく災厄後に能力(効率)が向上している。
属性は「火・水・風・地」が大原則であり、複合することで他の属性となる。
全混ぜすると、光か闇となる。 コトナリの陰・陽はプラスとマイナスなので、そもそも概念が違う。
エリアや環境、状況に関して影響する大規模なコトナリ。
”エイプリルフール”等もこれに含まれ、同じ思いの大人数が集まることで、おおよそ発生する。
同じ特性、趣向、思想をもった人間が集まるところをコロニーとよび、一時的に安定する。