ふたつのえがき星
星くずの魔法使い ノンタイトルの森・第一話 “ヤコウチュウ” より
ハイライトシーンです。
このオハナシには他の話と同様に、色々なものを込めたよ。
その中の一つは「絵」。 とりわけ「芸術」に対する、レイくんの答え。
【 芸術 = ひとりひとつのちいさなきせき = 魔法 】
それは、星くず(ひとのいきるじかん)をもって、産まれる奇跡のひとつ。
このお話は、連作中で唯一、魔法具が問題を解決しないのです。
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レイくんが「えがき星」で、伝えたいこと。
それは、もちろん上に書いたようなコトも、含んでいるのだけど。
そのヒトらしく、自然に輝いてるヒトたちには、フシギなことが起こる。
知識も感性も、年齢も、ベクトルの全く違うヒトたち。
それが別の方向をむいていても、違うことをしていても、なぜか響きあっていく。
凸凹コンビとか、協調性のないひとたちが、大きな作品をつくったりとか。
失敗でも、成功でも、そこにドラマがあってオハナシになる。
だからこれは、絵という星系でみることのできた、ちいさなきせきの魔法の話。
レイくんは、おまけ。